「天使は瞳を閉じて」 〜虚構の劇団〜 [イベント]
コドモたちが田舎へ出かけていきました。なんの躊躇もなく、むしろ喜んで、「バイバーイ!」って朝、一緒の電車に乗って。
私はいつも通り途中下車して見送りしてから、仕事へ。
仕事の後はお迎え時間の拘束がないフリーの身。
そう、私も夏休みもらえたのです。
迎えは「○時までに厳守」なので、時にそれが大きな負担にもなり、不安にもなる。
お互いギクシャクすることだってすらある。
解放されたこの日、私は飛んでいった‥
”封印解除&解散公演”が発表された第三舞台。
脚光を浴びていたころ、ネットもない時代に盛んにTVを見、本屋に行っては情報を得、生の舞台に憧れてたあの頃。
上京して、1996年に初めて観に行けた「リレイヤーIII」
目の前で演じる姿にゾクゾクしたのを今でもよく覚えてる。
これが舞台か!これが演劇か!!
音楽も大好きだけれど、それとはまた違った空気感、緊張感、その日その日に住み着く魔物がいるように同じ内容でも違うのに驚いた、まさに生き物。
そして、今回この宣言に年月を感じ、一喜一憂してたら虚構の劇団とやらが「天使は瞳を閉じて」をやるというではないですか。前売りはとうに発売開始していたのだけど、この変わりゆく年月は幸いにもネット当日券予約が出来るまで進歩していた。
ーーーーーーー シアターガイドより ーーーーーーーーーー
いろんなことがあって、もうほとんど人類が残っていないようすの地球に、天使がふたりというか二天使。
二天使の受け持ち地区には、一人の人間も生き残っていなくて、
タヌキや亀を見守るしかなくてなんかもどかしい。
そんな時、天使2は、不思議な街を発見する。
街は、透明な壁というか膜に包まれていて、この透明な壁が、放射能や宇宙線から街の人達を守っているのだ。けれど、街の人達は、そんなことも知らず勝手に元気に暮らしながら、街の外へ飛び出そうとしている。
天使が街を訪ねると、街では結婚式の真っ最中だった。
人々のあまりに幸せそうな顔に感動して、天使2は、突然、人間になると宣言する……。
ーーーーーーー シアターガイドより ーーーーーーーーーー
第三舞台の初演は1988年まで遡ります。
そして インターナショナル・ヴァージョン。
2007年にはキャイ〜ンの天野くんや辺見えみりちゃんがミュージカルで。
「核戦争勃発」「メルトダウン」「決して破れない透明な壁」
しょっぱなから胸が締め付けられるような感情が込み上がってくる。
だって、”今”。
私が立っているこの地で起きていることにあまりにも似ているから。怖くて逃げ出したい気分にもなった。
偶然とは思えない過去と未来。鴻上さんって‥
そこに天使が登場。
虚構のメンバーはみな若手でエネルギーに溢れている。
”今”を”この時間”を必死に創り出している。圧倒されるパワーだ。
そこに客演で登場するマスター役の大高さん。
ダンスのキレはさておき(笑)、抜群の間やセリフ回し、目線‥
素晴らしかった。
”乾杯”の歌も素敵ですよ♪
バー「アンゼリカ」の2階には”原っぱ”と呼ばれる場所があって、私たちのイメージと役者陣で作り上げていく空間。ここに集団意識、個々の夢と葛藤が描かれていく。
311以外に現代問題になっているメディアミックとメディアアーキテクチャの下りも腹にズシンと来るテーマでしたね。
音楽もすごく刺激的でね。
昔はブルーハーツ使っていたこともあったのだけど、今回はandymori。
小さな箱の中で響き渡る彼らの曲もめちゃくちゃハマってて、
感情というジェットコースターに乗ってグルグルするのでした。
それから、気の遠くなる時間が流れた。
人間は変わる。でも、天使は変わらない。
あなたの瞳は、まだ世界を見つめていますか?
そして、最後のセリフとスクリーンに映し出された言葉‥
切なくて、苦しくて、こんに悲劇的なお芝居なのになぜか爽快感も得られる。
こんな戯曲が観られるのは鴻上さんの作品だけなんじゃないかと思う。
大高さんが28歳から52歳になったように、私も成長してるんだな。たぶん。
終演後の晴れ晴れとした笑顔で迎えてくれた虚構のみなさん。この公演、忘れません。
握手もありがとう。サイン忘れた‥
三上くん、コドモたちが「できたできた」見るからね。
鴻上さん、「ごあいさつ」くださいねー。
私はいつも通り途中下車して見送りしてから、仕事へ。
仕事の後はお迎え時間の拘束がないフリーの身。
そう、私も夏休みもらえたのです。
迎えは「○時までに厳守」なので、時にそれが大きな負担にもなり、不安にもなる。
お互いギクシャクすることだってすらある。
解放されたこの日、私は飛んでいった‥
”封印解除&解散公演”が発表された第三舞台。
脚光を浴びていたころ、ネットもない時代に盛んにTVを見、本屋に行っては情報を得、生の舞台に憧れてたあの頃。
上京して、1996年に初めて観に行けた「リレイヤーIII」
目の前で演じる姿にゾクゾクしたのを今でもよく覚えてる。
これが舞台か!これが演劇か!!
音楽も大好きだけれど、それとはまた違った空気感、緊張感、その日その日に住み着く魔物がいるように同じ内容でも違うのに驚いた、まさに生き物。
そして、今回この宣言に年月を感じ、一喜一憂してたら虚構の劇団とやらが「天使は瞳を閉じて」をやるというではないですか。前売りはとうに発売開始していたのだけど、この変わりゆく年月は幸いにもネット当日券予約が出来るまで進歩していた。
ーーーーーーー シアターガイドより ーーーーーーーーーー
いろんなことがあって、もうほとんど人類が残っていないようすの地球に、天使がふたりというか二天使。
二天使の受け持ち地区には、一人の人間も生き残っていなくて、
タヌキや亀を見守るしかなくてなんかもどかしい。
そんな時、天使2は、不思議な街を発見する。
街は、透明な壁というか膜に包まれていて、この透明な壁が、放射能や宇宙線から街の人達を守っているのだ。けれど、街の人達は、そんなことも知らず勝手に元気に暮らしながら、街の外へ飛び出そうとしている。
天使が街を訪ねると、街では結婚式の真っ最中だった。
人々のあまりに幸せそうな顔に感動して、天使2は、突然、人間になると宣言する……。
ーーーーーーー シアターガイドより ーーーーーーーーーー
第三舞台の初演は1988年まで遡ります。
そして インターナショナル・ヴァージョン。
2007年にはキャイ〜ンの天野くんや辺見えみりちゃんがミュージカルで。
「核戦争勃発」「メルトダウン」「決して破れない透明な壁」
しょっぱなから胸が締め付けられるような感情が込み上がってくる。
だって、”今”。
私が立っているこの地で起きていることにあまりにも似ているから。怖くて逃げ出したい気分にもなった。
偶然とは思えない過去と未来。鴻上さんって‥
そこに天使が登場。
虚構のメンバーはみな若手でエネルギーに溢れている。
”今”を”この時間”を必死に創り出している。圧倒されるパワーだ。
そこに客演で登場するマスター役の大高さん。
ダンスのキレはさておき(笑)、抜群の間やセリフ回し、目線‥
素晴らしかった。
”乾杯”の歌も素敵ですよ♪
バー「アンゼリカ」の2階には”原っぱ”と呼ばれる場所があって、私たちのイメージと役者陣で作り上げていく空間。ここに集団意識、個々の夢と葛藤が描かれていく。
311以外に現代問題になっているメディアミックとメディアアーキテクチャの下りも腹にズシンと来るテーマでしたね。
音楽もすごく刺激的でね。
昔はブルーハーツ使っていたこともあったのだけど、今回はandymori。
小さな箱の中で響き渡る彼らの曲もめちゃくちゃハマってて、
感情というジェットコースターに乗ってグルグルするのでした。
それから、気の遠くなる時間が流れた。
人間は変わる。でも、天使は変わらない。
あなたの瞳は、まだ世界を見つめていますか?
そして、最後のセリフとスクリーンに映し出された言葉‥
切なくて、苦しくて、こんに悲劇的なお芝居なのになぜか爽快感も得られる。
こんな戯曲が観られるのは鴻上さんの作品だけなんじゃないかと思う。
大高さんが28歳から52歳になったように、私も成長してるんだな。たぶん。
終演後の晴れ晴れとした笑顔で迎えてくれた虚構のみなさん。この公演、忘れません。
握手もありがとう。サイン忘れた‥
三上くん、コドモたちが「できたできた」見るからね。
鴻上さん、「ごあいさつ」くださいねー。
第三舞台。。。懐かし。。。
当時結婚しそうになってた彼に(うっかりどっきり)連れられよく観に行ってました。(遠い目でよろしく)
おそらくpecoraさんのちょっと前。スナフキンの手紙くらいからパレード旅団、リレーヤーも行ったかな。記憶が曖昧。。新感線絡みも。
長野里美より西牟田派。京さんとか懐かし。。。その後の松重さんの活躍はビックリでした。
どこかの小劇場ですれ違ってたかもしれませんね♪
by モナママ (2011-08-08 10:23)
モナママさん:あら、そんなキラキラなおもひでが‥♪すれ違ってたよ、うんうん。
西牟田さんおもしろいよねー。長野さんもまだまだ現役で先日もTVに!
田舎娘はフジ深夜見るのが好きでね。「子供欲しいね」(DVD-BOX持ってる)や「IQエンジン」からどっぷりでした。
今や、みんな大御所さんたちで雲の上のような存在かと思いきや、観賞後は入口で若手さんと一緒にご挨拶していて、変わってないなぁといろんな想いがグルグルしちゃいました。
あぁ、最終公演〜〜〜〜〜〜〜っ!
by pecora (2011-08-15 21:27)