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ゴールデンスランバー [pecora bookshelf]


ゴールデンスランバー

なぜかビハインドストーリー(au限定)のポスターで引き込まれた映画です。現物は見てなかったんです。でも、なんとなく心に引っかかっていて、先日発売&レンタル開始だったので、子どもたちのDVDレンタルとともに探しに行きました。

TVでもバンバン宣伝されて、棚はすっからかーん!
検索機では「在庫○」だったので、「すみませーん」と膨大な返却ディスクから探してもらっちゃいました。
「手伝いましょうか」と言ったら笑われた。そりゃそうか。
後から考えれば他にも見たいのいっぱいあったのに、今日はなぜかコレ気分。
見つかった時「ありましたー!!」と鬼の首取ったかのような感じで、拍手喝采ヒロインスタッフさん、ありがとう♪(空いてて良かった‥)

さて本題。
堺雅人贔屓なんですよね。最近。(遅咲き?)
いわゆる”普通の人”をいかに普通っぽく演技して、それでいて作品の持ち味や周りとの調和を取っていく。
あの笑顔の裏の気持ち‥ちょっぴりゾクッとするくらい。

そういえば、この前見た「告白」も本屋大賞受賞作で、これも伊坂幸太郎作、本屋大賞受賞の作品でした。

首相暗殺の犯人に仕立て上げられ、たった二日間の逃亡劇を濃縮させ、逃げること生きること、人との繋がりと信頼にポイントを絞り、現代社会における個人管理もピックアップ。携帯にあちこちにある監視カメラ・セキュリティポッド、どこでも繋がるパソコン‥どうにでも情報操作やマスメディアの利用が出来るんだ。となんだか寂しい気持ちに。

でも、そこにのほほ〜んと現れる主人公の同級生たち。
過去の言葉ややり取りが行ったり来たりして、目の前にある追われる現実。でも取り巻く友人たちは誰も彼を犯人と思っていないところの見せ方や伏線の張り方はドキドキ感いっぱいで見逃せないスピード感でした。

父親役の伊東四朗もさすが。詰めかける報道陣に対して「息子さんを信じたいお気持ちはわかるが・・・」という問いに対して、「信じてるんじゃない、知ってるんだ!」
「かあさんなんかな、もっと知ってるぞ。腹の中からの付き合いだ」
「だから、ちゃちゃっと逃げろ」
‥って、「すいません」「ごめんなさい」と詫びを期待するマスコミの裏で真の親像を見たと言うか、親子のあるべき姿を見た思いです。

同級生の晴子もかなりキーにはなっているのですが、キルオ君もポイント高いです。
キルオ君とは連続殺人犯の呼び名でまだ逃亡中の犯人の事で、主人公青柳をいつもどこからか見守ってます。
キルオ役の濱田岳君は私の中では当たり外れ役があるような気がするのだけど、ここでは得体の知れない不気味キャラが確立されてていい役でしたねー。ドラマより映画派かも。

それはそうと、「逃げてもいいから生きる」
立ち向かわないと行けない場面、歯を食いしばらないと行けない場面、辛い時期はじっと耐えないと行けないというわれわれ日本人には”忍”に徹することが特にあると思うのですが、「逃げること」も時に必要であり、「生きること」はもっと必要なことなのかな、と今回感じました。

花の都仙台と音楽担当の斎藤和義さんもすっごく良かったです♪

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