ケイゾウさんは四月がきらいです。 [pecora bookshelf]
【送料無料】ケイゾウさんは四月がきらいです。 [ 市川宣子 ] |
「ママ〜、さーふぃんって知ってる?」
というショコラとの会話から始まった、この本のはなし。
「ケイゾウさんはね、4月が嫌いでね、遠足が嫌いでね‥」と矢継ぎ早にケイゾウさんのネガティブ情報を叩き込まれました。
まだケイゾウさんの正体を知らなかった私は「きらい、きらいばっかり言っちゃってぇ、誰なのそいつは!」とイラっとモード。
どうやら保育園で読んでいる本ということまでは分りました。そして、ショコラはなぜか目次が好きというのも最近の傾向で分ってきました。その目次を全部覚えてきたようです。
ある日の本屋さんで平積みされてた「ケイゾウさん」
思わずショコラが「これだよ、コレコレ、ケイゾウさん!!!!」
なんと表紙に描かれていたのはニワトリでした!
そう、ケイゾウさん=ニワトリ
あまりのおねだり攻撃とケイゾウさんの正体を知りたくて、購入〜。
本当に「嫌い」のオンパレード。「きらいさきらい」のシュールさもさることながら、ケイゾウさんは幼稚園で飼育されているニワトリさん。みみこというこれまたふてぶてしいうさぎも新入りとしてきて、その人間模様‥ではなく鶏模様がおじさんとおばさんの掛け合いみたいでオモシロイ!
次々に巻き起こるハプニングにケイゾウさんは辟易しますが、どこか安定した目線もあって、慎重に分析します。やっぱりおじさん域、笑。
保育園で保育士さんと話す機会があった時、このケイゾウさんにハマってますなんてことを言ったら「ほんとうですか!?これ私が選んだ本なんですよ!共感してもらえて嬉しいですー」とちょうど購入希望を出してくれた保育士さんだったようで、ケイゾウさんの受難について語り合っちゃいました。サーフィンの回はショコラもお気に入り。そして1年過ごした様子をフューチャーした物語なので、最後は‥なストーリーです。
目に留まるいきものがこうやっておしゃべりしているかも?と思うことって、とっても楽しいし、イメージ膨らみますよね。ショコラはよくカラスやハトを見て、こんな気持ちかもと代弁している時もあって、ケイゾウさんもまさか、こんな気持ちで日々過ごしていたとは!と何度も何度も読み返してはウフフと笑ってます。
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